2014/02/04

オーダーの醍醐味

気がついている方はいらっしゃったかもしれませんが、先月意図的に一人称で文章を書いてました。日本語って不思議ですね。後ろにです。ます。がつかないと何となく自分の気持ちをより濃く出せるような気がするのですが、如何せん板についていなかったみたいです。普段私はと言っている人が俺やわてなと言い出したみたいで急に革ジャンを着だしたようでとても居心地が悪かったです。
なので今日から又いつものようにです、ます。文体に戻すとしましょう。
ブログって本当に面白いなと思います。
そもそも日記って個人のもっとも秘めたる部分が書かれている物で亡くなった時に誰かに見られたくないナンバーワンの物だったりします。
勿論私は3日坊主なので日記はおろかスケジュール帳書きさえ続いたためしがないのですが、こうやって公私半々のネットのBlogは細々とでも意外と続けられていてたまに読み返してそうか〜と思ったり。既に変わった思いをちゃうねんちゃうねん。なんて上書きしたくなったりします。
今はface book、twitter,instagramなどなどsns系の方が強く、みんな軽やかにその波を乗りこなしているかに見えますが私はとても苦手分野です。まだ楽しくやれているインスタグラムさえ時にはすごく見るのも読むのも出すのも嫌になったり、恥ずかしくなったり。。
やっとこの頃私なりの付き合い方がわかってきました。 おそい!

40世代はポケベルやFAXが中高生、ネットは大人になってから。。子供時代は古くは黒電話。一階と二階で親子電話だったなら友達との会話を階下でコッソリきかれている笑そんな時代でした。
だから、息子たちが軽やかにネット社会を泳いでるのをみるととても感心してしまいます。
先日、長男のtwitterのことで大げんかになりましたが親として中々上手く言えなかったり、付き合い方においては息子世代の方がよくわかっているみたいなので暫し静観といきましょう。

で、私はと言えば今でもメールより電話、電話より人と直接会って話たいタイプです。
その人の顔、発してる空気、思わぬ方向に流れていく会話、関西人特有の笑い。そんな事が一番好きです。
先日、これからお付き合いが始まるかもしれない革屋さんに出向きました。
小さい規模なのにかなり大きく素晴らしい革を扱ってらっしゃる皮革会社、取引先には大手アパレルメーカーばかり名を連ねています。
でもこの会社の凄い所は一度必ず相手方と面談し、その上でたとえ一枚からでもお取引が始めて頂けるところです。反対にどんな大手でもその面談の内容、態度で横柄な態度をとったならばその場でお引き取り願う事もあるらしいのです。もっとも社会人として当たり前な事をしていれば帰されることもないとのことなので少し安心しました。
肝心の面談はと言えば会社の取締役自らが3時間も時間を割いて、皮から革になるまで、製法について。。を一から教えてくださりその熱い授業に心打たれました。一対一ってなかなか緊張するるものですがそのお話を聞いた後に見せて頂いた実際の革が又素晴らしく、さっきまですごく真面目に話されていた男気溢れる顔が心なしか弾んだいい顔に変わって次から次へと革を出してくれるのをみながら、ああ!ここの革は幸せ物だなと思いました。

人が人に出会っていく事って考えれば考えるほど奇跡ですよね。
お互い顔も知らずにすれ違うだけ、、それだけでも確立としてはすごい。
それが縁あって話す機会があり、仲良くなって、どんどんと関係性も深くなり、時には絶縁してあらゆる感情の波とそれが落ち着いた先に大きな気づき学びを貰えたりする、
伴侶として人生を共に過ごしていく、そして我が身から産まれてくる子達。。
一期一会の中にも忘れられない出来事や未来に繋がるきっかけなんかもあり。。そんな事全てがやっぱり愛おしいなと思います。

で、ここからが今日の本題!
無理やりこじつけますが半期に一度の展示会で大好きなオーダー会ももうすぐです。
お客様と私。お互い緊張の御対面ではありますが、その時に伺えるお話いつもとても楽しみにしております。このBlogを読まれていてもし今回こそは。。と考えて頂けてたら。どうぞ、とっておきの大好きな服装でいらっしゃってくださいね。大好きな事、大事な事、今興味ありますこと。。なんでもいいのでそっと教えて頂ければそのキーワードの数々がまるでカーナビの様に私を導いてくれるのです。
目指すは勿論お客様の元へ。



今回の展示会
Berber
新しいラインも勿論楽しみにしてくださいね。
詳細は又改めて。。


写真は昨年末最後のオーダー分です。

たまにどこまでも派手にしていいよ!なんて言葉を頂くとすごく張り切っちゃいます。