2014/04/13

Vintage な映画

この古ぼけた本は確か3,4年生の頃に親に買って貰いました。
メリーポピンズシリーズのうちの一冊です。

舞台はイギリスの裕福な家庭。
そこの子供達はなかなかのやんちゃさんばかりでナニーさんが全く続きません。
何人か目のナニーさんが辞めてしまった後、風に乗ってやってきたのは。。。
そこからメリーポピンズの不思議な世界が始まります。
子供の頃、本の中で繰り広げられるおかしく不思議な世界に夢中になったのと同時に
思い出すのはなぜか作中にでてくる食べ物。
ジンジャークッキーの上に貼っていた星型のシールを夜中にコッソリ空に貼ってみたり、
しわくちゃのおばあちゃんの指をぽきっとおるとなんとも甘いキャンディーになったり
お店でハムや小麦粉なんかをポンド単位で買うところなんかはポンドという耳慣れない単位が余計に美味しさを誘ってくれていたような気がします。

そんな事を一挙に思い出したのは映画版メリーポピンズを見たから。
1964年に公開されたこのディズニー映画はアカデミー賞を始め多くの賞をとっている素晴らしい作品です。
当時では凄く斬新な手法だったであろうアニメと実写の融合や、グリーンデスティニーにも引けをとらないワイヤーアクション、ミュージカル形式の楽しい演出。そしてアメリカ映画特有のハッピーエンド(原作はもっとアイロニカルでいかにもイギリスらしいですよ)に見終わってほかほか幸せな気持ちになりました。

この映画が封切られてからちょうど半世紀ですね。
時代の移り変わりを映画の中で感じると同時にいついつまでも色褪せない普遍的な幸福感や心の美しさが随所に溢れているヴィンテージ感たっぷりの映画です。
そして四半世紀たった私のこの本は残念ながら二人の息子にはスルーされましたが、いつかの孫にヴィンテージ本として渡すことを夢見て置いておくとしましょう。

そう、長くなりましたが今日はこの誘い文句で。
ヴィンテージのコーナーupしました。
幸せ気分ですし、笑顔な感じで

写真は Making of Mary Poppins