2016/02/03

Yadwigha4 Compréhension personne .

理解者

ルソーの絵が本当の意味で理解されだしたのは亡くなるほんの少し前らしい。
いわゆる 芸術。デッサンがしっかりしていてリアルに美しく人々を陶然とさせる様な絵が溢れている中でルソーの絵は嘲笑されていたらしい。

その中でいち早く ルソーの才能を認めた青の時代から荒々しく変わっていこうとするピカソ、詩人アポリネール、マリーローランサン。。
ごく一部の友人達が彼を励まし支え続けたらしい。
もっとも 彼らがルソーの為に開いたパーティーは半ば冗談で少しの悪意が含まれていたとも言われている。


本当のところはどうかはわからない。
なぜなら、ルソーこそが彼の理解者で
日々に苦労、苦悩しながらも(彼の人生は控えめに見積もっても決して幸福とは言えない)
彼自身だけが見える世界を理解し表現しようと奮闘したのではないだろうか。

人は誰もが誰かを理解したいと思うし誰かに理解されたいとも思う。


そして何より自分自身を理解したいと思う。