2016/05/05

自由奔放


 Gwの中、久々に仕事をしないでボーッとしてる。今日は最高に気持ちのよい日で、開け放しの窓からはまさに薫風がすっかり上手くなった鳥の鳴き声とともにサワサワと入ってきてカーテンを揺らしている。同時にチロチローっと光が揺らめいて、美しい事この上ない。

向かいから聞こえてくる赤ん坊の鳴き声は愛しくてたまらない。息子達が小さい頃に聞いてたそれには時に煩わしく感じたりしたものなのに、現金なものだ。

さっきまで伸び放題の庭の雑草取りをしていた。いつも思うんだが、この作業はとても性格がでる。
私の場合はあっちを抜いたらこっちを抜いて、とまるきり集中力がないものだから、一服がてら庭を見やってもちっとも進んでないように見える。
雑草を抜く時は何故か心の中に色んな思いが湧いてきて その1つ1つに言い訳したり、時には 思わず ごめんなさいと声に出したりする。 全く阿呆だ。

今年は根が太く、小松菜の様な形の葉を地面に平べったく広げる種類の草がある一角を覆い尽くしていて、それらはとても強くて根も太くておまけに葉が何層にも重なっているから下の葉は少し傷んで黒くやわらかくヌルヌルとしている。ああ、この植物は嫌いだな。

一年毎に庭を占拠(文字通り)するシロツメクサ。細い茎に小さなトゲがびっしりある何か、種になりだすと何故か生理的に好きな容姿じゃなくなる誰かさん。。

コレらが例えばとても美味しかったり、美しい花を咲かせたり、薬効があるとかはたまた世にも貴重な。とかそんな事があれば私の意識は変わるのかな??
うん、たぶん変わるな。
ウキウキとして摘み取ったり、もしかしたら大事に大事に育てるかも知れない。

だけど今の時点では嫌いだな。(といいながらも嫌い嫌いは好きのうち。程度だが)
そしてそんな私の好き嫌いなどお構いなしに、何処からかやってきた種が芽を出しグングンと育っていく初夏の今日。


伸びかけの爪にはつい先程までの奮闘を記す土が奥まで入ってる。

剪定を待つオリーブの樹にはここ数年で一番の数の花芽がついている。
オレガノが又わさわさと育ちだした。
旦那さんが誕生日にくれたバラをある日に地植えしたら、大きな蕾をいくつもつけ出した。

借家の庭に大胆に地植えした数々の植物達がすっかり樹になる7年目のこの庭の自由な育ちが好きだ。