2012/08/12

静寂の中の情熱


先日の初めてのワークショップにご参加して下さった皆様、本当にありがとうございました。はじめは少し緊張感ただよう中で内心”どーしよー!”なんて思ってましたが、
なんのなんの。中盤からわきあいあいと楽しく作って頂けたようで。。
思ったより重労働の製作の時で、ペンチ使用率が高かったですね(笑)
その詳細は後日、写真付きでお伝えしたいなーと思っています。


さてさて、その展示会に来て頂いたお客様がこの前に納品したばかりのお財布バッグを持ってきてくださいました。その方は透明バッグにそのお財布バッグをいれて柄が見えやすいように持ち運んで下さってる!わわ、新しい(笑)
このお客様とのお話も、”なんでも感じるままに作って下さい”とのことではじまり、お話を伺ううちに、自転車で山を散策するのが好きな事や、思い立つと一人でどこでもいっちゃうこと、、やっぱり自然が好き、ゆっくり静かに自然のなかでくつろぎたい(これは会話の中で出たことではなかったかもしれませんが、お話するうちにkeyだなと思い浮かんできたのかもしれません)
毎日見ている山が私と同じ山々ということもあり、庭でぼーっと山を見ながら絵を感じていきました。

山と言えば、一度行ってみたい場所がハワイ、カウアイ島のナパリコースト。海側からそのナパリの渓谷を見ると、小さな写真で見ているのに関わらず本当にドキドキします。
ドラマ”lost"でもオアフ島の山々をバッグに出てくるシーンが多くあって本当に美しい。ワッフルレースの様に陰影が重なる山々は一度間近で是非みたい物です。

近くで見るようになってから山の陰影の美しさに気づくようになりました。
日の凄くあたる部分、反対に影濃く残る部分。そのどちらもあってこそ浮かび上がる山の美しさ。光と影はそのどちらもがどちらもに必要不可欠。
その陰影のグラデーションで、大きな山の美しさが際立って見えます。
そこに、季節の移り変りの中でのさまざまな美しい色達が加わって。。。

そんな山々を背に静かな湖畔に建つ小さな家を想像していました。。
ラフ画で了承頂き、本番カットする段階になって、どうしても湖の中から、一輪の花を咲かせてみたくなりました。
絵ってやっぱり勝手に動きだすものなんですね(笑)



先日お会いした時のお客様の服装は、又違った印象で華やかな感じ。もしこのときにお話していれば、又違った絵になったかもしれないな。なんて、その一期一会のタイミングで産まれる絵に我ながら不思議な思いもします。


作らせて頂けて本当にありがとうございました。