2014/03/27

3/10………でしたね。以前の日記。
で、結局ひどい風邪でもなく酷いインフルエンザに長男除く全員でかかってました。その余波は思ったより長く治ったと同時に製作期間に突入し。。案の定、この始末。
で、あっという間に4月になりそうなので、新しい事は少し先に回して今日は器のお話。

人の器の大きさって見えないものだけど、自分の器は何となくわかります。多分小さい。
で、何処かの辺が異様に大きいとか、何処かの深さが異様に深いとか、まあいびつな形です。
いくら矯正したところで、大きくもならないし、これ以上深くも又浅くもならない。
なので、せめて石ころをいっぱいためない様にだけは気をつけてるつもりなんですが、体も弱ると心も弱る、おまけに寒い家で孤独作業。さあ、悪循環のはじまりですよ。
みるみるうちに石ころがいっぱいになってきました。一つ一つは小さな石なんですが溜まるとなかなかどうして重たくって!
話は少し飛びますがこの器。ハワイの古いお話の中では光のボウルと呼ばれています。
なんでも、人間はピカピカのボウル(器)を持って産まれてくるらしく、成長すると共にそこにどんどんと石が溜まってきて、いつしか石ころに埋もれてしまったピカピカのボウルは見えなくなってしまうそうです。で、そのボウルの光を取り戻す為にはどうするか?
何のことはない。じゃっとひっくり返してしまうんです。
ただ、ひっくり返すだけだったら又石を溜めていくので、そのひっくり返す時に一つ一つの石を見ながら手ばなしていくという作業が必要らしい。。

いささか抽象的な話になりましたが、この作業言うは易し、行うは難しの諺の通りシンプルに見えてなかなか難しい。おまけに元々が歪な器なものだから奥の方の何かが取りにくくって。
で、結局友人に話しながらそのひっかかりを見ていく事にしました。
長い時間付き合ってもらって、すこーし見えてきました。ここやってんな。この引っかかりやってんな。
はじめは感情的な怒りや残念さや違いについて強調していた事も結局、自分が起きた物事に対して偽善的な態度を取った事に自分自身に腹を立ててたのがわかりました。その瞬間にもっと素直に伝えていればよかったんですね。そしてあまり感情を握りしめすぎないようにしないと。

そしてそんな時に考えこんでしまう事ってだいぶ前に器に入っていた石が原因でもあります。
この石、ためやすいんやなーー。私。そして痛いものほど隠すくせもあるし。

そんなウダウダ長話を客観的に話を聞いてくれた友人が最後の最後に最近出会った素敵な女性の話をしてくれました。新しく知り合った方の言葉の選び方、さりげなくそれでいて優しい人への接し方について 嬉しそうに語る彼女の話を聞きながら、風混じる公園でくつろいだ様子で話し込む彼女の姿を垣間見た気がして、彼女の一年半を思い出して嬉しくて少し涙が出そうになりました。
想像するに安定感のある美しい器を持っていそうな新しい友が、大切な友人の近くにいる事が
本当に嬉しいです。

光のボウル、諸説ありますので、ご興味のあります方又色々検索してみてくださいね。

そしてここからお知らせです。
三月末を持ってブログを一旦休止しようかなと思います。
ただ、今シーズンからぼちぼちと始めたberberのラインについての事や、展示会のお知らせ、製作風景等々。せっかく作ってもらっていたカテゴリーをもっと使用していきたいなと思います。
書きたいことは沢山ありますので、newsというカテゴリーも作ろうかな?

ここ何年かは少し心象風景に傾いた感もあり自分自身の日記としてはなかなか大切な物になりました。そんな拙いブログを変わらず読んでくださってありがとうございました。
新しくなってもあまり変わらないかもしれませんがその時は笑いながら読んでやってください。

もう、すっかり春ですね!!



写真はボウルはボウルでも素焼きのボウル。旦那さんが遊びで描いてくれました。
残念なことに素焼きで洗えません。。。