2011/01/25

my antique

2月の展示会に向けて、黙々と机に向かう日々が続いています。
今回は”dance",ここ一年ずっと暖めてきたテーマです。
作っているうちににこにこしてくるカラフルアイテムもあります。

それとは別に今回からベーシックラインを作ることになりました。
毎回毎回、いろんな興味が湧いてきて私の体の半分はそのことでいっぱいになったりするんですが、それと同時にいつまでもどこまでも好きでいる物があります。

惚れっぽい私ですが、心底ほれたら浮気しません!!   、、、、、?
如実にあらわれるのが、3時のおやつ。ポップコーンスイート、ココナッツサブレ、黒いカリントウ。この3つがぐるぐると廻っています。

家具もそう、祖母に頂いたお祝い金で大工さんに作ってもらった楠のテーブル。松の木の棚。
バリから無理矢理airで運んだものすごく重い古木の棚。。引っ越して買ったのはオークのダイニングテーブル。残念ながら無垢板ではありませんが。これらの家具達は家族の成長と供にゆっくりゆっくりと”マイ アンティーク”になってきています。
はじめに作ったテーブルは引っ越しの度に大きく感じたり、小さく感じたり。。
今はとても居心地よさそう!
ちなみに我が家で一番古い現役選手はどれかな??と見回してみたら、、上司に頂いた50’Sのランプシェードでした。我が家に来てすでに20年。。


ベーシックラインにはベジタブルタンニン鞣しの革を使用しています。一針一針全て手縫いで縫い上げていきます。ワンポイントのカットワークの生地もやっぱりアンティークがなじむんですね。不思議です。革を縫い上げて行く時のきゅっとしまる感じが大好きです。
縫い上げながら、想像するのは出会われたお客様とこの物達が過ごす時間。

誰かのもとで幸せな時を経た後、縁あってやってきた物達も魅力的ですが
日に焼けて深い飴色になっていったり、くたびれて少し端がすり切れたり、コインの跡が革に浮き出るくらいになったり。。そうして仕上がっていく“my antique"は人と物が心を通い合わせていく感じで素敵ですね。。