2012/02/05

静と動

情熱の炎をまとった馬が目の前を通り過ぎました。

と、思うとあっという間に視界から消え去って

かすかに聞こえる蹄の音と、炎の尾からはぜる火の粉がきらきらと目の前を漂っているばかり。

お客様とお話しているとそんな光景が目に浮かびました。

よく漫画であるでしょ。『ええ?!何?今の?』みたいな感じ。

まあ、それは大げさなんですがその情熱的な中に凄く静かでこんこんと湧き出る泉のような部分が内面にあって、
実はそこが源泉で常にそこからエナジーを貰ってるんじゃないかなー。とか、お話しているうちに勝手にどんどん想像が膨らみ、こんな絵柄になりました。

今回は馬で火と水を現しています。
結構繰り返し使用するテーマで、陰と陽。男性性と女性性。静と動。。。宇宙の理の中にある相対する部分。自分の中にこの二つの極のバランスをうまく保つことが出来るように、そしてどんなときにも意識するようにしています。(なかなかできないからこそ努力している部分でもあります)

お客様がいわれた言葉『一人遊びが好きです』
ああ、これ。私も大好きです。
大勢であって楽しいときを過ごしたり、密に話し込んだり、その時間も大好きなんですが
必ず帰っていくのが自分の家。マイホームのことではありませんよ。
自分の内なる部分に戻っていってそこで感じたり想う物事や、一人で過ごす時に触れ合う何かが好きです。
その中で、すごく嬉しいことや美しい物に感動したり、時には涙の中に輝くかけらがこぼれ落ち、手のひらに溜まっていく。

そのかけらを又大好きな人達と共有出来たときに、喜びってましていくんですね。


作らせて頂けて本当にありがとうございました。

お客様の心の馬は今どんな感じですか?