馬の柄のお財布のお客様と一緒に来てオーダーして下さったお客様。
お二人とも、革の色から完全にお任せで私にゆだねて下さいました。
こんな時ってすごく考える時と一瞬のうちに見た感じた絵柄で一挙に進む時があり、前述のお客様が感性で作った財布。対するこの方のお財布はテーマに沿ってデザインした感じです。
旅行好き、動物好き。たくさんの動物を入れて下さいとのこと以外は色んな旅の話を伺っていたような。しなやかに大地を踏みしめ進んでいるそんな感じのお客様でした。
イメージはルソーの描くジャングル。ただしアマゾンのジャングルです。
アルマジロ、オウム、眼鏡ざる。ランの花にラフレシアの様ななんか大きな花、
鬱蒼としたジャングルの中から感じる輝く太陽。。
カラフル大好きなんで、これだけ色んな色を詰め込んで作れるのが嬉しくて嬉しくて。
作り終わる頃には大興奮!「手放したくなーーい!!」な一品でした。
一つの物を集中して作る時って頭の中がその世界でいっぱいになります。
この時は”オーパ”なスイッチに入ってしまいました。
開高 健の描くアマゾンの風景。巨大淡水魚ピラルクを追い、アマゾン河を下る開高氏。
旅行中につり上げた魚の数々を同行されている辻調の谷口教授が調理され、それを食らう。むさぼる。堪能する。もう読んでるだけでお腹がすいてしまいます。
新旧取り混ぜて色んな方の旅行記を読んで行った気分になるのが好きなんですが
開高 健のオーパシリーズは どれもこれもすばらしくそしてダイナミックですよ。
シリーズ全てが秀逸です
オーパの料理の数々。よだれものです。
話を戻しましょう。
ともあれ、とても楽しい創作の旅をさせて頂きました。
有り難うございました。