2012/05/10

人生に必要な知恵はすべて小さな庭で習った

人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で習った  なんて本、随分昔に流行ったような気がするが小さな庭で”生きる知恵”を教えてもらうことが多くある。

今年の庭になにやら面白い一角が。
植えた覚えもないのに1㎡くらいの広さにびっしりとシロツメクサ畑ができているのである。
何でかな〜と思ったら、ここはちょうど去年ベビーリーフの種をばっとまきちらした場所。肝心のベビーリーフ達は強いコ達をのぞいていつのまにかいなくなっていた。
そして強い品種(であろう)は思ってもみない所にとんでいってあちこちで思い思いにベビーとはいえない大きな姿で庭を満喫している。。

こうやってどこからか流れてくる飛んでくる種ってもの凄く多くって、いわゆる雑草と呼ばれる物をつぶさに見ているとどれだけの種類がここで育っていってるんだろうと感心ししてしまう。
スズナ、おおばこ、ほとけのざ、ドクダミ、ははこぐさ、かたばみ、クローバー、どくだみ、たんぽぽだけでも何種類?へびいちご、なずな、ハコベ、タチイヌノフグリ、シバムギ、ヒメオドリコソウ、チチコグサ、クワクサ。。。。。。まだまだあるなー。
それに去年植えたハーブの強さも並じゃなく、それぞれの好みの方向へ勢いよく伸びていく。
新しい土地でたくましく育ち、季節の移り変わりとともにいつのまにかいなくなり、そしてまたその季節にあった物が育ちちゃっかりと種をまき散らして。。じっと耐える冬。その反動か春のとどまることのない成長の勢い。
それらは1年というスパンの中で繰り広げられる光景だけど、”期間”を取り外すと人間もまたしかり。
芽生えて育ち、新しい土地でたくましく育ち、種を飛ばしまた流れ、いつの間にか代替わりの季節がやってきて。。。。
小さな植物達が繰り広げている行為に見習ってみると本当にシンプルに生きていけるのになあ。
ここを離れない!ってごねてみたり、まだまだおまえには代を譲らんぞっていばってみたり、この土地はオラんだ。はいってくんな!って脅してみたり。
同じ場所で違う品種でけんかになったり。。。って、そんなことばかりしてる私たち。

それも又人間の魅力だったりする訳だけど、何事も過ぎたるは及ばざるがごとし。
たまにはこんな雑草魂を見習っていきたいなー。


そうそう、雑草ってひとくくりにされてしまうけどなかなかどうして、葉っぱや花も可愛らしい。
だからといってそのまま伸び放題にもさせれないんだけど。。

ごめんなさい。

全ての雑草にも名前はある