2012/05/13

The mother's day

何日か前、次男が息せききらして帰ってきたかと思うと、おもむろに
『おかあちゃん!もうすぐ母の日やろー。友達と一緒に花とってきたー』と片手に握りしめていた小さな野花の花束をプレゼントしてくれました。コレにはびっくり!驚きの声をあげると同時に世の母のご多分にもれず思わずもらい泣き。
今までで貰った中で一番素敵なお花のプレゼントでした。

今日は息子、兄弟、姪っ子達と一緒に母とランチ。
電話ではたびたび声を聞いていますが、会うのは久しぶりです。
ありがたいことにとても元気そうでした。
昭和時代の母はきっとどの人でもそうでしょうが、母も同じく苦労の人生を送ってきています。本当に絵に書いたような“貧乏子だくさん”で、笑い話にするしか出来ないくらいのエピソードも数え上げればきりがありません。
私たちは、その家族の時代を“子供”として過ごして、今、“母”としてその状況を思い出すときに”よくあの時代を母は負けないで過ごしてきたなー”と思います。

梅田のどまんなかのドヤ街で生まれ育ち、中卒で働きだし、結婚しお金持ちのぼんぼん(つまり父のこと)の元へ玉の輿にのった筈が、、、、
記憶の中の母が休んでるところは見た事がありません。
そしてほんの少しの休みの間もいつも本を読んでいました。
人見知りが強い訳ではないのですがあえて友人も作らず人のうわさ話や、家の中での愚痴や弱音を私たちにはかない人です。
投げ出さずに頑張ってきた事でかえって多くの苦労を背負い込むことになったのかも知れませんが、人生が顔に出るとすれば本当に美しい顔をしています。
お姫様のような浮き世離れした雰囲気を醸し出し、いつも今読んでいる本の話をしてくれるお母ちゃん。

本当にいつまでも元気で長生きして下さい。

そして、全てのお母さんに。
お母さん、いつもありがとう!!(と、自分にも声がけしておこう)