2013/08/14

ミル・フルール 千花文様

お盆ですね。。みなさん、いかがお過ごしですか?余りにもの暑さに兄弟達とのお墓参りを彼岸にずらそうと言っていましたが今朝早く起きたにも関わらず強烈な睡魔におそわれある夢をみました。早速妹に連絡すると妹も。。明日お墓参り行きます。
。。お盆ですね。

さてさてそんなお盆の始まりに大阪、肥後橋にある国際美術館で開催されている 貴婦人と一角獣展に行ってきました。案内を見た瞬間すっかり心奪われこの日を楽しみにしていたのですが期待通り、いえ期待以上の内容に今朝も図録を見ながら余韻に浸っておりました。
現在はフランス国立クリュニー美術館に所蔵されている大きな6枚のタピスリー。それらは連作で触覚、味覚、嗅覚、聴覚、視覚の五感と第六感(それらをまとめる、秘めたる直感であったりキリスト教でいうところの大いなるもの、愛であったりします)を貴婦人と侍女、一角獣や動物植物で表現されています。

その大きさ、迫力、美しさは言葉に出来ません。平静を装い近くから遠くから眺めていましたが内心では大きな会場の床に倒れこんで手足をバタバタさせる位興奮していました。

このタピスリーの中でも特に惹かれたのがミルフレール(千花文様)
その名の通り計算された構図の絵のバッグには様々な草花が愛らしい動物たちと共に織り込まれています。
ボテッチェリの絵に描かれる草花といい、このタピスリー達に描かれる草花といい、中世ヨーロッパ絵画に描かれる植物が大好きです。可憐な草花をやや簡素化していながらもイキイキと絵自体をも引き立てる役割をしていて。。名脇役たちですね!
ちょうど今回の展示会テーマ用に私なりのミルフレールを描いていたので、シンクロした気持ちもあって(出来事がシンクロしている時はちゃんとした流れにいるのだと思っているのです)そこに描かれた植物達を飽きもせずずっと眺めていました。
もっともこの展示会見せ方もすごく上手で今まで日本で見た展示会のベスト5に入ります。特に国際美術館での見せ方には余りいい記憶がなかったので、え?これ同じ美術館?と思うほどでした。作品はもとよりデジタルスクリーンで細部まで見せたり、切り取ったり。。いやー、粋なことしますね!
本当にオススメの展示会ですよ。会場では是非音声ガイドをお借りくださいね。

貴婦人と一角獣展 http://www.lady-unicorn.jp/index.html


それにしても後世に残る美術品の素晴らしいこと。。
又少し背筋が伸びました。


写真はそのミルフレールの一部。石は遠くニューヨークの海岸からやってきました。
持ってきてくれた女性はとても素敵なブログを書く人です。この方との出会いは書きたいことが多すぎて後日またゆっくりと。。
ベルと泉で http://ccbellwell.blogspot.jp/