2013/09/07

光と影の芸術家

こんばんわ、今日の夕焼けは素晴らしかったですね。深い紺色に暮れていく空にだいだい、赤、そして黄金色の輝きの雲が広がっていてしばし見とれてしまいました。
ちょうど頼んだ買い物から帰ってきた息子も大興奮で夕焼けの素晴らしさを語ってくれましたよ。

さてそんな夕空の織りなす絵を感じながらある展覧会のご紹介を。。
展示会中に幼稚園時代の出来事を思い出し、原点だなんて言っていたのですが、このKa wae を本当にしっかりやっていこうと決意したのはこの方の作品との出会いからです。
長男が生まれる前に急に革を切り出したのですが、何年かはまだまだ革のピアスやブレスレットをボチボチ作っていただけでした。その後少し違う形態での仕事になり又それを急に閉めて、手探りで革の作品作りを始めたある日、新聞の片隅にこの方の展覧会の案内が出ていました。5センチ四方の小さな写真にも関わらずその人の影絵は輝いていました。

藤城 清司さんの傘寿記念の大規模な展覧会です。以前から滝平さんや藤城さんの絵は新聞や絵本で幾度となく目にしてはいたのですが本物を見るのは初めて…ドキドキしながらまだベビーカーに乗っていた次男と長男を連れて大谷美術館にいくと。。。

想像だにしていなかった大きな大きな光と影の世界が広がっていました。そして影絵の下にしつらえた水辺にその絵達がゆらゆらキラキラとまた一味違う幻想的な風景を描き出しており、会場中に溢れた自然賛歌と鎮魂と祈りを感じ全身に鳥肌が立って涙が出ました。

それから何年経ったのでしょう。いつもいつも心の片隅にあの時の気持ちがあります。
先日偶然にTVでこの方の特集を見ました。風の又三郎の制作風景。そして何度も何度も福島の居住禁止地域に足を運ばれてとどまれるギリギリの時間までスケッチをしている姿。
魂で描き続ける藤城さんを見て、そしてその絵をみて改めて深く感じるものがありました。

そして再び藤城さんの展覧会が天保山で開催される事を知りました。
今回はどんな作品が来るのだろう。。そして何を感じるのだろう。本当に楽しみです。


なんか広報の人のようなオチになりましたが。。

写真は今日の夕焼け。そしてこの方の絵です。
小さいお子様を持つお母さん、是非一緒に連れていって共に光と影の世界で遊んでくださいね!


藤城清治 ファンタジー展 光の贈りもの

平成25年9月14日(土)~11月24日(日)72日間
開館時間
午前10時~午後6時
※入館は閉館の30分前まで
会場
大阪文化館・天保山(海遊館となり)