2014/01/29

高貴な自由人

昨日、急用で久々に日帰りで東京に行ってきた。正確には夜行バスで向かい、新幹線で帰ってきたのだが、中年にとって夜行バスはとんでもなくきつい。。見事に一睡もできなかった。何事も無理せず経費は惜しまずがこの年くらいからはいいんだろな。
ただ、出張の内容はとても充実した素晴らしい出会いで今シーズンから始まるラインに一本の芯が入った感じである。これはおいおい記していくとして。。
今日は29日、、すでに来月の展示会開催まで一ヶ月を切っている。
なのでこのブログも展示会テーマに沿って書き進めて行こうかなと思っている。

初まりは、、、去年の夏、縫製を手伝ってくれていた友人と共にka wa'eにつながる新たな何かを始めたいなという話をしていた。お互いに物の共通の好みや目の付け所が あ、わかる!!って所が多く、生地やステッチや糸やプリント柄について盛り上がっていた。想像はドンドン膨らみほぼ始める形でブランド名を考えて。。そのうち私も現仕事に追われ、彼女も自分自身の仕事が忙しくなり何となく宙に浮いた感じになった気持ちやブランド名。たいてい前シーズンの製作が終わる頃から次シーズンの事を考え出すのだけど今回はこの宙に浮いたラインをどうしてもしっかり始めたくなって展示会テーマというよりここから新たに始めるラインとしてお披露目したいとすごく思ってきた。
友人に了承を頂き改めてブランド名を使用することになり、なぜこの名前にしたのかというメモを再び読んでみてあ、、こんな風に半年前は思っていたんだ。と、楽しみながら考えた名前が心に浸透し始めている。

BerBer
中東の砂漠の民、通称青の貴族と呼ばれるベルベル人。
若い頃、アフリカの写真集をよく見ていた。色とりどりのカンガを素敵に着こなす女性達の漆黒の肌の色に映えるカラフルな衣装が素敵すぎて夢中になっていて、真似てアフリカンビーズを使用したアクセサリーを作ったりカンガを頭に巻いて夜遊びに行ったりしていた。写真集も本当に色々見ていた。その中で砂漠を旅する青の貴族に出会った。それらはたった数枚の写真だったけども砂漠のサンドベージュによく映える様々な青の衣装を着こなす人々の美しい姿は物作りのエッセンスの一滴として体に染み込んでいる気がする。
時を経てその青の貴族の事が再び気になりだしたのは、沖縄に住み草木染めの素晴らしい色を産み出す友人の藍染の生地を手に入れたからだろうか。。念願のDosaのインディゴのラバリジャケットを手に入れたからだろうか。。それとも本棚にある平山郁夫の描く青の世界を眺めていたからだろうか。。いやいや、それは全て後付けで単なる響きとしてこの名前が気にいったからだろうか。全ては忘れてしまったけどこの名前に決定するにあたり調べたベルベル人の名前の別の意味がこれから始めようとする物の進路をハッキリ示してくれている様な気がする。そして迷いだしたらここに戻ってきたらいい。という座標も示してくれているし、ka wa'e という名前がいつも私を導いてくれているのと同じくらい強く製作の旅を守ってくれはじめている。

BerBer
別名高貴な自由人。
私自身、あなた自身の魂の一番気高い部分を常に意識してどこまでも自由に旅するように日々を過ごす。ベルは同時に合図を意味する。合図がなりました、さあ、扉を開けて勇気を出して一歩踏みだそう。。

そしてこの名前をつけるに辺り、昨夏に素晴らしい青の世界を熱く語ってくれた友の顔がふっと目に浮かぶ。遠い場所に住んでいる彼女だけれどもこのラインの初まりをいつか彼女に見てもらいたいな。

写真はブランドマーク
マークはベルの形と同時に扉を現しています。