2016/01/24

Yadwigha 1「ジャングルに誘われて」

今年は久々にブログ復活です。
相変わらず読むのは好きなんですが書くことは本当にむらがあります。
しばらく書いてないと変に内省的になったりリズム感がなくなったりもします。
もっとも旦那さんいわく おまえの文章は倒置法が多すぎる。と言われたりもするので
リズム音痴かも知れません。

でも、流れていくソーシャルとは違う魅力がブログってありますね。
大好きな方のブログをこまめに覗いたり過去の自分のブログをたまーに読み返して変に勇気もらったりします。
時々過去の自分の方が情熱的だったり賢かったり感じる時もあり
昔はかっこつけてたのか、いや本当にそうだったのかは今は知るよしもありませんが
この文章がまた過去になりいつか読み返すであろう時に、お、この時期はえらい正直やな。なんて思えたらいいですね。

話はごろっと変わりますが
時々急に目の前に全く違う景色が広がる時があります。
目の前というより頭の中でなんですが、家事をしていたり自転車でぷらぷらと散歩していたり、縫い仕事なんかの単純作業の繰り返しの時などにそれは起こります。

そんな時は思い切ってその頭のなかの風景を舐めるように見ていくか、さわりだけ感じて
牛が食べ物を何度も咀嚼するように後から改めて反芻したりします。
いずれは消えていく風景でもあったり、その時の圧倒的なひらめきや輝きがまるで夢からさめた後のように断片しか思い出せなくなる時もあります。

反対にここ、ここ!ここですよー。って言わんばかりに誘ってくれる風景もあって
大体それは次のテーマにつながっていったりするのです。

今回のその風景は前展示会が終わったあとに広がりはじめました。
いやいやまだ早いやろ?とささっとラフスケッチだけ描いてしばらく置いていたその風景の中に秋も深まる頃にはどうしてもその風景への扉を開けたくなり。。。
今シーズンの展示会テーマにつながりました。

ジャングルの中で佇む真っ赤なドレスを着た女性

鳥の鳴き声、かすかに聞こえる蛇使いの女の笛の音色、ソファーに横たわり何かを指差すエキゾチックな風貌の女

伸びやかでユーモラス、だけどとても素朴で味わいのある花達  

誰もが一度は見たことのあるアンリ・ルソーの絵の数々

あの絵の中に飛び込むことができたらなんて幸せなんでしょう!!